血栓予防に効果的?加圧トレーニングメニューと仕組み

なんらかの理由で血管にコブの様な塊が出来て、それが血流を阻害する。それが血栓です。厳密に言うと血栓にも種類があり動脈血栓・静脈血栓に分かれ様々な合併症を引き起こす原因になります。そんな怖い症状を予防出来るといわれているのが加圧トレーニングです。通常の筋トレや有酸素運動との違いだけでは無く知識の無い初心者や運動習慣の無い方、高齢者や女性にぴったりの運動方法です。おすすめメニューを含め深く掘り下げて説明します。

今更聞けない!血栓とは?

通常血管には血液が流れ、全身を駆け巡り栄養を送っています。血液中には血小板と呼ばれる物質が浮遊していて、血管が傷つくと血小板が集まり止血します。これを血栓と呼びますが、これは健康な方の体内でも起こりうるもので何の問題もありません。

しかし血液の流れが滞っていたり血管に悪玉コレステロールの塊があったりすると、血栓がうまく流れていく事が出来ず血流を阻害します。これが血栓症と呼ばれる症状です。

血栓は案外簡単に出来てしまうもの、長時間足を動かさないだけでも出来てしまいます。それが何かの拍子に肺へ入り込み肺塞栓を引き起こすのがエコノミークラス症候群です。

ちなみに血栓症はコレステロールが血流に付着しているとなりやすく、栄養バランスの崩れた食生活やアルコールやタバコを嗜む方に多いとされています。またストレスで増えてしまうケースもあるので、日ごろから気をつけたいものです。

血栓が招く怖い病気

気付かぬ内に血液にコレステロールが付着し、血栓症になってしまった。この症状が怖いと言われるのは合併症になります。別の項目で説明した様に脚から肺に流れ込むと肺塞栓になり、心臓で起こると心筋梗塞。脳で起こると脳梗塞になり命の危険に晒されるリスクが高くなります。

血液がドロドロだとなりやすいので、糖尿病や通風が発症しやすい環境が整えられてしまうのも怖いところです。誰でも成りやすい症状なのにリスクが高いので、普段から気をつけなければなりません。

定期的に血液検査を受ける、または食生活や運動習慣を見直して血栓が出来ない様に努めて下さい。有酸素運動は全身の血行が良くなるので血栓が出来るリスクが低下します。

加圧トレーニングが支持される理由

有酸素運動は血栓のリスクが低下すると言われていますが、実は加圧トレーニングも予防に最適なトレーニングと言われています。そもそも加圧トレーニングは鍛えたい部位に圧をかけてトレーニングをする無酸素運動です。

圧をかけている時は当然血流が制限されていますが、除圧するとそれまで溜まっていた血液が勢いよく流れるので一時的に血流が良くなります。血栓の原因は血液に滞りなので定期的に圧をかける、除圧を繰り返していると血流が良い状態がキープされ、血栓が予防出来ます。

また筋トレの様に重量や大きさのある器具を使わずにトレーニングするので、初心者や運動習慣の無い方も負担なく出来るのも支持されている理由の一つです。週1回30分からでも十分な効果があるので、毎日の様にトレーニングする必要もありません。

ジムによっては夜間帯だけでは無く24時間トレーニングが出来るところもあるので、ライフスタイルに合わせてトレーニングして健康な体を手に入れましょう。

おすすめのメニューはこちら

血栓予防におすすめのメニューと言えば、身体の大きな筋肉を鍛えるトレーニングです。太もも・背中・お腹は比較的鍛えやすく、且つ大きな筋肉なので血栓症を予防したい場合はここを重点的に鍛えて下さい。

脚といっても太ももやお尻を含むので、おすすめはスクワットです。脚の付け根に近い部分に巻き圧をかけたら自分の体重を負荷にして、ゆっくりと行います。人によっても回数は違いますが7~13回を1セットにして、合計3セット行うと良いです。

慣れていないと除圧した時に立ちくらみが生じる事もありますが、血流が良くなっているだけなので問題ありません。スクワットはお尻も鍛えられるので美しいボディラインが手に入るのも魅力的です。

背中に関しては自重では難しいので圧をかけた状態で懸垂がおすすめです。背中や腕、胸を鍛えられるのでスーツの似合う身体になります。

お腹はプランクと言って体幹を鍛えるメニューが良いです。体幹が鍛えられると姿勢が良くなったり、臓器を支える力・温める力が強くなったりするので冷えやぽっこりお腹に効果的です。

体内から健康になるには?

付け焼刃では無く体内から健康になるには、トレーニング以外にも食生活の見直しが大切です。血栓症は悪玉コレステロールが血管に付着し、それが血栓の邪魔をするのが原因です。悪玉コレステロールは中性脂肪にも直結するので、プロポーションを維持したい方にも気をつけて下さい。

過剰な脂質や糖分が引き金になるのでお肉よりも魚介類がおすすめです。特に雑穀枚や玄米、野菜を中心にしたおかず、そして焼き魚などのメインがある伝統的な日本食が良いです。和食は脂質が少なく食物繊維やビタミンが摂りやすく、且つ満足度も高いです。普段から洋食が多い方は和食に切り替えて悪玉コレステロールを抑えて下さい。

調理方法を見直すのも良い方法です。揚げる・炒める方法は油が必須なので、ゆでたり、蒸したりして頂ける方法を積極的に取り入れるのも良い手段です。近年では余分な油を落として調理してくれるオーブンもあるので、これらを活用してみて下さい。

既に出来てしまった場合はアウト!

病院で血栓が出来ていると言われた場合、運動を始めるのは良いですがこの時に加圧トレーニングを導入するのはNGです。

加圧トレーニングが指示されているのはあくまで予防なので、既に出来てしまった場合には逆効果です。除圧の際に勢いよく流れ、血液(血栓)がコレステロールに引っかかってしまうと血流が滞ってしまう原因になります。また剥がれ落ちたのは良いが、別の場所に付着してしまうリスクもあるので気をつけて下さい。

既に出来てしまった場合、まずコレステロールを除去する必要があるので有酸素運動が良いです。有酸素運動は血糖値を下げる効果があるだけでは無く、善玉コレステロールを増やす役割もありますので週3~5回を目安に行います。

肥満、または体脂肪率が高い方は体重を落とすのも効果的です。「効果があるから。」といって物事の一面だけしか見ないのは大変危険ですので、正しい知識をつける事が先決です。知識に関してはトレーナーへ確認するのも良いですし、書籍や医療機関で質問するのもおすすめです。

まとめ

血中の血小板が固まる事で出来る血栓は、そのままだと何の問題もありません。しかしこれに悪玉コレステロールが関係する事で脳梗塞や心筋梗塞など恐ろしい病気に変わります。

加圧トレーニングは血栓の予防に効果的で、特に大きな筋肉を鍛えるメニューであれば健康な身体と予防の両方が手に入ります。また乱れた食生活も悪玉コレステロールを増やす原因になるので、食生活に気をつけて運動習慣を身に付けると良いです。但し既に血栓が出来てしまった場合、加圧トレーニングは逆効果なので充分気をつけて下さい。

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